ニュージーランド・クライストチャーチでの生活の様子をお届けしております…
ワイン&フードフェスティバル
クライストチャーチに戻って一週間とちょっと。すっかり体も夏に慣れました。こちらのブログにも書いたのですが、ニュージーランドは紫外線が強いとのことなので、昼間の外出時には、日焼け止めを塗って、サングラスをかけて、水を持って出かけるようにしています。どうも、日本帰って若干ふとってしまったようなので、一生懸命歩いて、少しはやせないと…と思っています。
さて今週のネタですが、先週の「FLOWER ROMANCE FESTIVAL」に続いてのフェスティバルシリーズ第2弾!
本日、ハグレー公園で開催された「CANTERBURY WINE & FOOD FESTIVAL」のお話をお伝えいたします。
フェスティバルの看板です
食って飲んでのお祭り!
さて、この「CANTERBURY WINE & FOOD FESTIVAL(以降、フェスティバル)」は、その名の通り、ニュージーランド各地のワインと、ワインと一緒に食べ物をたべて楽しもう…というお祭りだと思います。でまぁ、そんなお祭りであれば、行かないわけにはいきません。つとむ=ワイン担当、なおみ=フード(食べ物)担当ということで、気合いを入れて行ったのでした。
フェスティバルの入り口です
上の写真をご覧になってもわかるかと思いますが、実はこのフェスティバル、会場に入るのに大人一人NZ$15(NZ$=80円として約1200円)かかります。いちおう、そのことは事前に知っていたのですが、すでに家を出る頃からワインとフードで頭の中が一杯だった私たちは、財布の中も確認せずに会場まで来てしまったのです。そして、いざ入場しようとしたら…お札はきっかりNZ$30。とりあえず入場するのは問題ありません。ただし、この入場料を払ってしまうと、現金は二人会わせてNZ$10あるかないか…。しかしまぁ、中に入ってみるべということで入ってみました。
私たちはこの時、「NZ$15も払うのだから、この入場料にちょっとくらいの飲み食いの料金は含まれているに違いない」と、思っていたのでした…。
ニュージーランドでは、EFTPOSという、日本で言うところのデビッドカードのようなシステムが一般的です。なので、日本ほど現金を持ち歩かなくても、たいがいの買い物はできてしまうんですよね…。なので、ちゃんと財布の中身まで確認しないで、行ってしまったのです。
入場…そして衝撃の事実!
入場するともらえるもの
さて、入場料を払うと、上の写真のように、ワインを飲むためのグラス、フェスティバルのパンフレット、そしてスポンサーでもある地元FM局のステッカーがもらえます。
「おぉ!このグラスでワインが飲み放題なのだな!」
ワイン担当の私は、なんだかわけもわからず盛り上がってしまいました。
しかし、その時私たちの目に飛び込んできたのは、なにやらチケットらしきものの販売所。そう、世の中そんなに甘いものではありません。どうやら、この会場内で使える「クラウン」と呼ばれる金券を買わないと、食べ物はおろかワインも飲めない様子…。ほとんど財布の中身がすっからかんとなってしまった私たちにとって、衝撃の事実であったことは言うまでもありません。
このクラウン、NZ$10で9枚と引き換えとなっており、カウンターを見ると「Cash ONLY(現金だけよ〜ん)」なんて書いてあるじゃありませんか…。このままでは、せっかくのワインと食べ物のお祭りに来たのに、飲まず食わずになってしまいます。
しかし、とりあえずは、どのくらいの相場なのかを知る必要があるだろうと思い、まずは会場を見て回ることにしました。
この手のイベントで、お金がかかるのって、私たちの少ない経験からすると、あんまりないんですよね…。しかも、入場料にNZ$15も取るなら、全部とは言わないまでも、ある程度は無料(ただ)で飲んだり食べたりできると思うじゃないですか…。
もう、完全にやられたって感じでしたね。
会場はこんな感じ
一回りして相場を調べたところ、ワインがだいたい一杯3−5クラウン、食べ物も4−8クラウンくらいかかります。と、いうことは、仮になけなしのNZ$10を集めてクラウンに変更しても、ワイン一杯とちょっとした食べ物が食べられるかどうかというところです。こんなんじゃ、せっかく来た意味がない!ということで、一度お金をおろしにシティーに出られるかどうか聞いてみることにしました。
まぁ、私は食べ物担当なので、食べられればいいんですけど、これだけワインがあり、みんなが飲んでいるところで、一杯も飲まないのは、ちょっとつとむがかわいそうと思い、お金をおろしに行くという案に賛成しました。そうそう、ちなみにこちらのCD機は、基本的に24時間、365日引き出しが可能です。
再度入り口にもどり、受付をしていうおっちゃんに、つたない英語で聞いてみることにしました。以下はその時の会話の「超訳」です。(青=つとむ、赤=おっちゃん)
「あの…私、現金(キャッシュ)を持ってないんですけど…」
「ん?はっはっは。この中ではお金(キャッシュ)を使うんじゃないんじゃよ。あそこで、クラウンというのに引き換えて使うんじゃよ」
「(そんなことはわかっとるがな…)そうじゃなくて、現金がないから、おろしにいきたいんですけど…」
「ん?金がない?それなら、この(会場の)中にもおろすとこがあるんじゃよ。ちょっとそのパンフレットを見せてごらん」
「(えっ?そうなの?)は、はい…」
「どれどれ…ん?(もう一人の受付のおっちゃんに向かって)のう、たしかお金おろすところが、どっかになかったかのう?(もう1人のおっちゃんは、そんなもんはないというようなことを伝えている…)そうだったかいのぅ…ないようじゃ」
「(そうでしょう…)だからね、お金おろしにシティーに行きたいんだけど、再入場していい?」
「ん?再入場?しかたないのう…。まぁ、いいじゃろ。ならば、戻ってきたら、おっちゃんのところにおいで。そうしたら入れてあげるでのう…」
ってなことで、無事、お金をおろしに行くことができました。とは言え、ハグレー公園からシティーまでは、往復30分くらい…。よけいな時間を使ってしまいました…。
実はシティーの手前にCD機があるところがあったのです。再入場の交渉をしたおっちゃんからも、そこが一番近いと教えられたのですが、残念ながら私たちの利用してる銀行のものではなかったんですね…。手数料を払えば、そこでもおろせたのですが、時間はまだあるということで、シティーまで歩くことにしたのです。
ところで、後になってわかったのですが、私たちが見た「Cash ONLY」という表示、特定のカウンタだけで、前述のEFTPOSが使えるカウンターもあったみたいです。ということは、わざわざシティーまで行かなくてもよかったみたい…。おっちゃん…教えてよ…(T_T)
食った。飲んだ。
そんなこんなで、シティーで現金をおろして、再び“おっちゃん”のところから中に入れてもらい、仕切り直しとなりました。
では、それぞれの担当から、簡単に食べたもの、飲んだものの説明を。
では、食べ物担当のなおみより、食べ物の方を簡単にご説明いたします。
まずはインド料理の「Chickn Tak-a-Tak」という、チキンのカレー炒めのようなものを、トルティーアのような皮でつつんだものをいただきました。私の苦手なパクチー(香草)が入っていたようですが、スパイスが効いていたせいもあって、それほど気にならずに食べられました。
続いて、ダチョウのKEBABU(串焼き)。NZには野生のダチョウはいないので、おそらくオーストラリアからの輸入ものか、どこかで食用に飼育されたものだと思います。日本でも食べられるところがあるので、食べたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、鳥の肉というよりは、獣の肉に近い感じがしました。
つぎはホットドックです。
私の手と比べてみていただけるとわかるかと思うのですが、かなりの大きさです。ボリューム満点です。
あとでわかったのですが、実はこのホットドック、アートセンターというところで毎週日曜日に開催されるマーケットにも出店されているお店でした…。かけてもらったマスタードがかなり辛く、二人して頭を押さえながら食べるはめになってしまいましたが、おいしかったですよ。
そして最後が、ホワイトベイトという魚のオムレツサンドイッチ。
ちょうど日本のしらすの大きい奴みたいな感じの魚で、グレイマウスというところで非常に有名な魚です。今回食べたものの中では一番高価(6クラウン)で、食べてみてまずかったらどうしよう…と思ったのですが、これがとってもおいしかったです。 やわらかい白身の魚の味が口一杯に広がります。といっても魚くさいといことはなく、パクパク食べられます…(^_^)
では、続きましてワイン担当のつとむより。 まず飲んだのは、「Canterbury House Vineyards」というところの白ワイン(シャルドネ)です。いちおうテイスティングなんかさせてもらってから、一杯買って飲みました。けっこういけました。 もう一杯飲んだのがORANGE WINEというワイン。
ご覧の通りのオレンジ色。ワインをなんかで割った…って書いてあったのですが、ともかく甘かったですね…。しょっぱめのチーズとかハムとかと飲めば、まぁいいのかもしれませんが、私にはちょっと…。
なんか、ワインの解説がとーても簡単になっているのですが…私もよくわからんのです。ワインは。おまけに酔っぱらっちゃったし。と、いうことでご勘弁を。
以上のような感じで、それなりに食べて飲んでを楽しんでまいりました。 来年、また行くことがあれば、今度はきちんと財布の中身を確認してから行こうと思います。
と、いうことで、フェスティバル特集第二弾は終わりです。
はたして、第三弾となるようなお祭りがあるのかどうか、今のところわかりませんが、また何かあればお伝えしたいと思います。
そんなところで、また来週!