女王陛下の街へ

皆様、いかがお過ごしでしょうか?つとむです。

先週の冒頭では、全般的に夏らしい天気になっていると書いたクライストチャーチの天候ですが、その後天気が崩れ、どちらかというと寒い日が続きました。が、週末にはまた夏らしい天気が復活。来週は比較的夏らしい日が続きそうです。あいかわらす、ころころと天候の変わるクライストチャーチです。

さて、先週「こんなものを食べている」と題して“主食系”の食べ物のお話をさせていただきました。今週も引き続き食べ物系の話とも考えていたのですが、先週は久しぶりに泊まりがけでクライストチャーチ以外のところに行って来ましたので、今週はそのお話を。

クィーンズタウン

なおみです。
 どこへ行ったかというと、タイトルでお気づきの方も多いかと思いますが「クィーンズタウン」に行ってきました。何故こんな時期に行って来たかと言いますと、実は年末にクィーンズタウンにガイドで行くことになっており、そのトレーニング(研修)で事前に行くことになったのです。

では、簡単にクィーンズタウンのご説明をさせていただきたいと思います。

クィーンズタウンはニュージーランドで三番目に大きな湖であるワカティプ湖沿いにある街で、その景観の美しさから“女王が住むのにふさわしい街”ということから名付けられたところです。クライストチャーチから約490kmほど南西に行ったところにある、人口約8,500人ほどの小さな街ですが、冬はスキー、夏はジェットボートやラフティングといった、湖や川を中心としたアクティビティでにぎわい、年間約125万人の観光客が訪れる、ニュージーランド屈指の観光の街です。

今回のトレーニングでは、クライストチャーチから、観光名所のひとつであるマウントクックを経由してクィーンズタウンへ行くバスでのガイド内容の勉強と、クィーンズタウンから、やはりニュージーランドの人気観光スポットのひとつであるミルフォード・サウンドへ行くバスのガイド内容の勉強をしてきました。ミルフォード・サウンドというのは、氷河によって削り取られた入り江で、ユネスコの定める世界遺産のひとつであるフィヨルドランド国立公園の中にあります。サウスウェスタンフィヨルドの一番北にあり、ニュージーランドの大自然を満喫できるここの遊覧船は人気の高い観光のひとつです。

クライストチャーチからマウントクック経由のバスが休憩時間も含め片道約11時間、クィーンズタウンからミルフォード・サウンドがバスで往復約10時間と、2泊3日のトレーニング中は、もう嫌というほどバスに乗っていました。そしてバスの中では、資料に目を通したり、ガイドの方のお話をメモしたりと、全然観光という感じではありませんでした(トレーニングなので、当然と言えば当然なのですが)。

そんなわけで、あとの話は、何故か一緒に行って観光を楽しんだつとむからお願いしたいと思います。

リュージュ、おすすめです

何故か観光しちゃったつとむです…(^_^;

今回のクィーンズタウン行きでは、私はマウントクックを経由しないバスで往復、クィーンズタウンからのミルフォード・サウンドはなおみと一緒というかたちで行って来ました。マウントクックは、最初にニュージーランドに来たときに行ったきりなので、ちょっと行ってみたい気もしたのですが、クライストチャーチからクィーンズタウン行きのバスの値段を調べたところ、直接クィーンズタウンへ行くバスだと片道NZ$66(約5,600円。マウントクック経由だとNZ$120くらい)と安い上、ちょうどこの日のチケットは「Super Saver」というディスカウントの席のまだあり、なんと片道NZ$33(約2,800円)と超格安で移動できる(*1)ことから、マウントクックはあきらめました。で、この直通バスだとクィーンズタウンまで約7時間半ほどで着くということで、なおみが到着するまでの間、ひとりで観光させていただくとこにしました。

*1 使ったのはIntercityですが、チケットの値段は出発日によっても違ってきます。毎回この値段で行けるとは限りません。詳しくはIntercityのサイトをご覧下さい。

出発前にガイドブックを見て、何がいいか考えていたのですが、短時間で楽しそうなアクティビティということで「リュージュ」に挑戦してみることにしました。これは、ボブズヒルというクィーンズタウンを一望できる丘の上にある展望台に併設されているアクティビティで、ハンドルのついたソリのようなもので、丘の上に設置された特設コースをくだるというもの。

リュージュ
これがリュージュ。子供でも大丈夫です。

「リュージュ」をやるには、まずはこのボブズヒルに登らなければなりません。ここにはスカイラインゴンドラというロープウェイがあるのですが、これが往復でNZ$19(約1,600円)。しかしこのゴンドラの乗り場横から展望台までのウォーキングトラックもあるということで、歩いて登ればNZ$0で上まで行けます。こりゃ歩いた方がお得と思って、ウォーキングトラックに行ってみたのですが……あまりのキツさに歩き始めて5分ほどで断念、さっさと戻ってゴンドラに乗って行くことにしました。

いや、このウォーキングトラック、かなり傾斜がキツいんです。ただでさえクライストチャーチで坂のない生活をしている上、めっきり体力が落ちている私には、どう考えても登りきることはできそうになかったのです。仮に登りきれたとしても、とてもリュージュをやるような体力が残りそうもありません。と、いうことで、さっさと断念したわけです。
 えぇ、えぇ、どうせ私はへたれです。笑ってやってください。でも、本当にきついんですよ。証拠と言ってはなんですが、ゴンドラからの下を見た景色の写真を載せておきます。もちろん、ウォーキングトラックはこのゴンドラと同じコースではなく、もう少しなだらかではありますが、キツそうなのはご想像いただけるのではないでしょうか?

ゴンドラから下を見たところ
ゴンドラから下を見たところ。ねっ?キツそうでしょ?

さて、展望台でひとしきり休んだ後、さっそくリュージュに挑戦。このリュージュの乗り場は、展望台から更にリフトで上に登ったところにあります。このリフト乗り場のところでヘルメットを着用、リフトで乗り場に行って、係のお兄さんからリュージュの操作法を聞いて、いざスタート!

で、これがなかなかおもしろかったのです。先に掲載した写真を見ていただければわかるように、ある程度子供でも操作できる乗り物なのですが、やりようによっては結構なスピードが出ます。カートに乗ったことがある方はわかると思うのですが、体が地面に近いので実際のスピード以上に早く感じます。このスピード感がたまりません。ちなみにこれが一回NZ$7(約600円)。複数回乗る券も発売されていて、それだともう少し安くなります。結局、私は一回しか乗らなかったのですが、けっこうおすすめできるアトラクションだと思いました。クィーンズタウンへ行った際は、是非乗ってみて下さい。

ちなみに、この展望台のところでは、バンジージャンプもできます。

バンジージャンプ
よく見えないかもしれませんが、飛んでいる人がいます。

クィーンズタウンの近郊では、もっと本格的な、高さのあるバンジージャンプもあるのですが、こちらのバンジージャンプなら、街からの移動も少なくてすみますし、ちょっと体験してみたいというくらいでしたら、こちらでも充分ではないかなぁと思いますので、是非やってみたいという方はどうぞ。ちなみに、クイーンズタウンは、バンジージャンプ発祥の地でもあります。

ミルフォード・サウンド

翌日はなおみとともにミルフォード・サウンドへ。
 実は最初にニュージーランドに来たときに一度行っているのですが、季節が初冬だったこともあり、ともかく遊覧船の上が寒かったのと、行き帰りのバスが“天井ガラス張り”の観光バスだったにもかかわらず、曇ってしまって何も見えなかったということを鮮明に覚えていました。

このミルフォード・サウンドのあたりは、年間の降雨量が7,000mmを超えるほど、雨が多い地域です。なので、夏とは言えけっこう寒いのでは?と思っていたのですが、さすがに前回ほど寒くはありませんでした。バスもまたもや“天井ガラス張り”のバスだったのですが、今回はばっちり外も見えましたし、やはりミルフォード・サウンドに行くなら夏だ!とわかりました。その分、観光客も多い季節ですが。

ミルフォードサウンド
こんな感じの風景です

岩場で休むアザラシ
こうした野生のアザラシも見られたりします。

クィーンズタウンからですと、遊覧船の時間約1時間45分を含めて往復12時間…。まさに一日がかりとなってしまうのですが、一度は訪れて損はないところだと思います。あ、ちなみにミルフォードからの帰りは、セスナによる遊覧飛行で帰ってくるという手があります。もちろん通常のツアーの料金より高くなりますが、バスよりも4時間くらい早くクィーンズタウンに戻れますし、上空からでないと見られない氷河の様子なども見られるということで、こちらを利用するのもよいかと思います。ただ、難点は天候によっては飛ばない上、このあたりの天候は悪いことが多く、はっきり言って飛ぶ日にあたったらラッキーという感じなところです。私たちが行った日もそれほど悪い天気ではなかったのですが、霧というか降りて来た雲のため欠航となっていました。

三日目の朝7:30にはクライストチャーチ行きのバスが出発ということで、観光と言っても前述のリュージュとこのミルフォードだけの二泊三日でありましたが、久しぶりの旅行、楽しませていただきました。と、同時に、今度は自分たちの車でドライブしながら、ゆっくり来てみたいなぁ…と、そんな気持ちになりました。


と、いうことで、今週はこんな感じで終了です。

なにやら日本は、西日本を中心に大荒れのお天気だそうで、日本の皆様、充分お気をつけ下さい。

来週末はクリスマス。皆様にとって、楽しいクリスマスをとなりますように、お祈りしております。

では、また来週お会いしましょう…

チャーチのお天気

The WeatherPixie

二人のプロフィール

ふたりにメールしてみる

メッセージボード


広告




リンク

Sheep Trackrugrug

牛飼いとアイコンの部屋

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送