Xmas in Summer

皆様、いかがお過ごしでしょうか？つとむです。

クリスマスはいかがでしたでしょうか？日本は寒波＆大雪で大変な状態になっているところもあるようで、クリスマスどころではない！という方も多かったかもしれません。該当地区の方々には、心よりお見舞い申し上げます。

さて、今週は今年で２回目となったクライストチャーチで過ごす「夏のクリスマス」についてお伝えしようと思います。

今年はあるのか？クリスマス・キャロル！？

なおみです。
　クライストチャーチで過ごすクリスマスで、私が一番気になっていたのは、ズバリ「クリスマス・キャロル」でした。去年のクリスマスの回（No.05 Xmas in CHCH）に書かれていますが、クリスマス・イブ（12月24日）にヴィクトリア・スクエアで行われる「クリスマス・キャロル」のイベントが、果たして今年はあるのか？ということでした。

「Be There」というクライストチャーチおよびカンタベリー地方のイベント情報のウェブサイトを見ると、今年も（は？）やるように書いてあります。しかし、去年もそう書いてあったのにやらなかったんですよね…

今年のクリスマス・イブは、午後からは陽も射して来て、歩いていると汗ばむくらいのお天気となりました。クリスマス当日（12月25日）は、多くのお店が休みになるので（これについては、後半につとむより話があります）ちょっと買い物をしておこうということで、午後からシティーに買い物に出ました。そのとき、夜にはクリスマス・キャロルが行われるであろうヴィクトリア・スクエアを通ったところ…なんだか、舞台の設置をしているじゃありませんか！！

舞台設営中。これがキャロル用？

この舞台が、今晩のクリスマス・キャロル用だとすれば、今年はやるということになるはずです。でも、クリスマス・キャロルって、みんなで集まってクリスマスの歌を歌おうというイベントのはず。舞台なんて必要なの？ひょっとしたら、これは別のイベント用のものを今設営しているだけとか…。

そんな一抹の不安を感じながらも、買い物を済ませた私たちは一度家に帰り、イベント開始予定の午後９時頃にヴィクトリア・スクエアに行くことにしました。

これがクリスマス・キャロル！！

私たちが再びヴィクトリア・スクエアに着いたのは、午後9時を少し回った頃でした。するとどうでしょう。昨年とはうってかわってたくさんの人がいます！そして舞台では、楽団と合唱隊がクリスマスの歌を歌っています！！そう、これがクライストチャーチで毎年行われている（はずの）クリスマス・キャロルだったのです！

見にくいのですが、奥の明るいところが舞台です

「クリスマス・キャロル」なんていうタイトルなので、みんなが集まってロウソクの火の元、厳かにクリスマスの歌を歌うイベントを想像していたので、ちょっとびっくりでした。確かに、ロウソク片手にみんな歌っているのですが、地元のテレビ局（カンタベリーテレビ）の中継は入っているし、クライストチャーチ出身の錦織健のようなオペラ系の歌手も出てくるし、ハグレー公園で行われる「クリスマス・イン・ザ・パーク」の縮小版みたいな、けっこうちゃんとしたイベントでした。

つとむは知らない曲が多かったようで「これ知ってる？へぇ、知ってるんだ」なんて言ってましたが、クリスマスの時期によく耳にする曲がけっこう流れ、英語の歌詞は知らなかったのですが、思わず私もハミングしてしまいました。また、終わりの頃には全員で「ジングルベル」を大合唱。けっこう盛り上がりました。

そしてふと思ったのですが、去年来たときには舞台の用意がなかったということは、おそらく午後の早い時間には中止が決まっていたと思われます。それはいくら待っても始まらないはずです。おそらく、私たち同様去年ヴィクトリア・スクエアにいた人たちは、みんな初めてこのイベントを見に来た人たちだったのでしょう。今思うとあんなに待っていたなんて、なんだか馬鹿みたいだったなぁ…という感じです。知らなかったんだから仕方ないんですけどね。去年私たちと一緒にイベントが始まるのを待っていたみんなが、今年はこのイベントを楽しめたことを祈らずにはいられません…。

そして静かなクリスマス

つとむです。私からはクリスマス当日のお話を。

こちらのクリスマスは静かなものです。「ほとんどのお店が早く閉まります」なんて昨年書きましたが、正確には「ほとんどのお店が休み」になります。家族が集まって家でのんびりするということを考えると、ちょうど日本の正月と同じような感じなのだと思います。去年のクリスマスはずっと家にいたので、今年はシティーがどんな感じになっているのか実際に見に行ってみることにしました。

基本的に日曜日も静かな感じになるクライストチャーチ。しかし、シティーまでの道のりも心なしか普段の日曜日よりも更に静かで人通りもなく、車も少なく感じました。

いつもは多くの人が歩いている大聖堂広場の周りにつくと、それなりに人は居るのですが、あきらかに普段の日曜日よりも少ない感じです。ほとんどが「観光客で〜す」という感じの人たちで、中には「私、普段から行くとこありませ〜ん」という感じの、かなりくたびれた感じの地元民らしき人がちらほらいる程度。いやぁ、さびしい、さびしい…。この大聖堂広場のあたりはまだ開いているお店がけっこうあるのですが、開いているといってもお土産物やとちょっとしたコンビニエンスストア、それと「クリスマスがなんぼのもんじゃい」という感じの働き者のアジア系の食べ物やくらいのものです。そりゃ、こんな状態じゃ地元の人間はわざわざ来ませんって。

そして大聖堂そばにあるシティーモール。ここも普段は多くの人たちが歩いているのですが、ほとんど人通りがありません。ま、店が開いてないので当然といえば当然なんですけどね。

人気のないシティー・モール

シティーまでの道すがら、なおみと「まぁ開いているのは、お土産物やとファーストフードのお店くらいかなぁ」なんて話していたのですが、バーガーキングとマクドナルドは閉まってました。下の写真のマクドナルドが閉まっているのを見たのは、初めてだったような気がします。

さすがのマックもお休み。ちなみにガラスに映り込んでいるKFCは開いてました。

ついでだからと、サウスシティー・モールというショッピングモールも見に行くことに。ここは大聖堂広場からも歩いていけるのですが、無料のバス「シャトル」の経路でもあるので、面倒だからこのシャトルで行くかぁなんて思ったら、シャトルもお休み。そしてモールまでの道もこのありさまです。

人通りのないコロンボストリート

そしてサウスシティーモール。いつもは多くの車が止まっている駐車場。こんなに広かったんだぁと思ってしまうくらい車、ありません。（実は、駐車場への入り口が閉まっていましたんですけど。店が開いてないんですから、当然と言えば当然ですけどね）ある種の爽快感すら漂っている感じです…。

サウスシティーモール。ひとっこひとりいません。

いかがでしょうか？
　同じニュージーランドでも、おそらくオークランドあたりでしたら、まだ開いているお店も人出も多いのではないかと思いますが、クライストチャーチはこのように、半ゴーストタウン化します。

★★★

男「今年のクリスマスは海外、なんてどうかなぁ。どうせなら、南半球で“夏のクリスマス”なんて」

女「素敵… じゃ、あたしニュージーランドがいい。クライストチャーチっていうところが、綺麗みたいだから行ってみたいなぁ…」

男「いいよ、いいよ。なになに…“大聖堂”なんてあるくらいだから、きっとクリスマスは大盛り上がりだよ。きっと」

女「そうね…。なんだかとっても楽しみ〜」

★★★

なんていう人がいるかどうかは知りませんが、こんな考えでクリスマスにクライストチャーチに来ようものなら、そのあまりの人気（ひとけ）のなさに、呆然と立ち尽くしてしまうのは間違いありません。くれぐれもお気をつけ下さい…。

そして、今日（12月26日）はボクシングデーです。クリスマスセールもびっくりのボクシングデーセールが開催される今日は、昨日とはうってかわって、ショッピング・モールを中心に多くの人出でにぎわっていることと思います。私たちもこれから、ショッピングモールにその人出を見に行って来ます！

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と、いうことで、今週はこんな感じで終了です。

いよいよ、今年も残すところ一週間足らずとなりました。今年一年、本サイトをご覧いただきましてありがとうございました。来年も引き続き、こんな感じで続けていきたいと思っておりますので、引き続き、よろしくお願いいたします。

それでは皆様、よいお年を。