No.52 兄さん、事件です・・・

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

日本は「立春」を迎えたようですが、「立春」のまさにその日にこの冬一番の寒さとなったところも多いようで、暖かくなるまではもう少し時間がかかりそうですね(そりゃ、まだ2月なんですから、当然と言えば当然ですけど)。

クライストチャーチでは、いよいよ今週末(2月10日)から、恒例の「フラワーフェスティバル」が開催されます。このフラワーフェスティバルが終了すると、少しずつ秋の足音が聞こえてくるようになるではないかと思います。

事件発生です

なおみです。先週、ちょっとした事件がありましたので、今回はそのご報告をさせていただきたいと思います。

実は、私、サイフを無くしてしまったのです。はっきりしたことはわからないのですが、私の考えとしては“盗まれた”可能性が高いと思っています。ほんの少しだけ、おそらく一分くらいだと思うのですが、カバンを置きっぱなしにしてしまった時間があり、おそらくこの時に…と思います。気がついたのがかなり後になってからということもあって、はっきりとこの時に取られた(無くなった)ということは言えないし、ひょっとするとそれ以前に落としたのかもしれません。でも、今まで日本でもサイフを落としたということはありませんでした。なのでおそらくは…。

幸い現金はNZ$20ほど(約1,600円)しか入っていなかったのですが、クレジットカードや銀行のキャッシュカード、日本の運転免許証などは入っていました。家に帰ってきて(ちなみに夜の8:00頃でした)から、これらのカードを“止める”作業に入りました。

まずはこちらの銀行カード。一日の引出額はNZ$800(約64,000円)までに制限されているので、すぐに使われたからと言って口座のお金がまるごと無くなるということはありませんが、EFTPOS(日本のデビットカードのようなシステム)を利用しての買い物などもできるので、早めに止めるにこしたことはありません。そこで銀行の緊急連絡先に電話、カードを無くした旨を伝えてすぐに止めてもらいました。また、カードの再発行は翌日すぐにできるとのこと。とりあえずこれで銀行の方はOKです。

続いてはクレジットカード類。普段クレジットカードはほとんど使っていないこともあって、お恥ずかしながらまずは何のカードが入っていたか思い出すところから始めなければなりませんでした。そして、つとむにネットで各カード会社の緊急連絡先を調べてもらって電話。こちらもほどなくしてすべて止めることができました。

あとは運転免許証です。今現在、車を持っているわけではないので、無くてことさら困るということもないのですが、やはりなくなったままでは不安です。そこで翌日、銀行のカードの発行のついでに日本の駐在官事務所に行ってみることにしたのでした。

警察へも行きました!

翌日、朝から在クライストチャーチ駐在官事務所へ。今まで、警察証明書や戸籍関係の翻訳書類発行のために数回訪れていますが、こんな用件ははじめてです。

受付の方に免許証がなくなったことを話、担当の方を待つこと10分ほど。窓口に現れたその担当の方に再度サイフがなくなり免許証がなくなったことを告げました。「では、この書類を書いて…」という話になるのかなぁと思っていたら、「申し訳ないのですが、こちらでは運転免許の再発行手続きはできないんですよね…」ですって!「直接、日本の警察か陸運局ですか?に連絡とってもらうしかないんですよね…。それで、例えば在留の証明がいるとかいうことであれば、こちらでその書類を用意することはできるんですけど…」
 そりゃね、管轄が違うんでしょうけど、なんにもできないって何よ!と、無くした自分が悪いにもかかわらず、ちょっと頭に来てしまいました。(その後、日本にいるつとむの両親にお願いして調べてもらったところ、免許証は写真もついていることから、本人が行かないと再発行とかはできないそうです…残念…)

続いて銀行へ。昨日サイフを無くし、電話をして止めてもらったこと、今日すぐに再発行できると聞いたことを告げると、ものの10分ほどで再発行していただけました。日本の銀行だと、カードの表面に名前が入ってますよね?でも、こちらの銀行カード(少なくとも私たちが口座を持っている銀行のカード)には、裏にサインをするところはりますが、表面に名前は入っていません。そんなこともあって、すぐに再発行ができるんですね。これは助かりました。

さらに、念のために届けを出しておこうということで、警察に行くことにしました。大聖堂広場に、日本でいうこころの派出所のようなところがあるので、試しにそこに行ってみることに。そこにいたおばあさん(!)に事情を話すと、

「…警察には行った?…ここにはサイフの落とし物の連絡のようなものはきてないし、手続きはここではできないのよ…」

とのこと。仕方なく、大聖堂広場から5分ほど行ったところにある、クライストチャーチの警察本部(だと思います)のビルへ行ってみることにしました。

警察のビルに入ると、ばばーんという感じで受付があります。そこで、サイフの紛失の届けを出したい旨を説明して、私たちが行くべき場所を教えてもらいました。

言われたデスクに行くと、またもやおばあさん(!!)が。サイフを無くした旨を話すと、紛失届けの用紙を出し、「ここと、ここに記入してね…」という説明をしてくれました。私が記入している間に、「パスポートは入っていたの?…入ってなかった?…それはよかったわね…。お金はNZ$20くらいだったのね…」という感じで、心配そうに話しかけてくれました。最後には、「もし何か情報があったら連絡するからね。元気出してね」という感じの言葉をかけてくれました。非常に感じのいいおばあさんでよかったのですが、用紙を出したり、私が書いた用紙にサインをする手がかなり震えていました…。おばあさん、私はあなたの方が心配になりましたわ…。

こんな話をしてしまうと、「あら、クライストチャーチも危ないのね…」なんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私は“油断していた私が悪い”と思っています。クライストチャーチだからとか、ニュージーランドだからということではなく、やはり日本でも貴重品は手元から離さないのが基本だと思います。それをちょっと気を抜いておきっぱなしにしてしまったところに問題があったと思っています。今回の件は、“あんまり油断しちゃいけないよ”という神様からのメッセージかなぁなんて思っています。

これをご覧の皆様も、日本国内、海外等の場所にかかわらず、貴重品の扱いには充分に注意して下さい。それから、旅行(国内を含めて)に出る際には、万が一に備えてカード会社の連絡先などをメモしておくといいと思います。もちろん、そんなものは使わないにこしたことはありませんけど。

思わぬオチが!?

つとむです。おそらくこのサイフがなくなった事件に関わっていると思われる事件がありました。

それは日曜日に、ショッピングモールに買い物へ行き、今週末から始まるラグビー「スーパー14」のチケットを買ったときのこと。

代金の支払いをEFTPOSで行おうと、私の銀行カード(ちなみに、口座はひとつですが、私用となおみ用の2枚のカードを発行してもらっています)を渡して、端末で暗証番号を入力したところエラーになってしまうじゃないですか。もう一度最初からやり直してもやはりエラー。仕方なくなおみが再発行してもらったカードを使うと難なくOK。

本当に使えないかどうか、ATMで確かめてみようということで、ショッピングモール内にあるATMに行って、再度私のカードを入れて引き出しボタンを押すと……エラーという表示とともに、「このカードは使えません」みたいなコメントの書かれたレシートが出て来て、初期画面に戻ってしまいました。やっぱり使えないんだ・・・ん?使えないのはいい(本当はよくないけど)として、私のカードは?出て来てないんだけど…

なんと、カードはATMに自動回収されてしまいました…OH!BOY!!

まぁ使えないカードを持っていてもしょうがないんでしょうけど、自動で回収ってどういうことよ!!なんだか不安になるじゃない!!

ちなみに月曜日はWaitangi Dayという、ニュージーランドの建国記念日でお休みです。なので、火曜日になるまで何故カードが急に使えなくなっていたのか(なおみのカードと一緒に、私のカードも止められた?)ということの確認も、カードの再発行もできません…とほほ。

この件については、次回、どういうことだったのか、ご報告したいと思います…。


と、いうことで、今週はこんな感じで終わりです。

サイフが無くなってしまったのは、それはそれで問題ではあったのですが、おかげで警察に行ったり、カードの再発行手続きをしたりと、何事もなければ経験しないようなことを経験できたのは、案外よかったのかも…なんて思ったりして。「人間万事、塞翁が馬」「禍福は糾(あざな)える縄のごとし」なんてことを言います。この分、きっといいこともあるんじゃないかなぁと思って、ふたりともあまり気にしないようにしています。

それはそれとして、皆様、「私は大丈夫!」なんて思わないで、気をつけてくださいね!

それではまた来週・・・

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