No.51 レッツ、スクラッチ!

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

日本は相変わらず寒いのではないかと思いますが、クライストチャーチは相変わらず暑い日が続いています。って、日本は冬でチャーチは夏なんですから、当然と言えば当然の話で、ことさら強調するような話ではありませんけど。(書き出しがネタ切れ気味…)

免許取得にチャレンジ

つとむです。

No.38で、ニュージーランドの自動車免許取得の勉強を開始した、という話を書いて以来、一向に受験した話が出てこないと思っていた皆様(なんて、いらしゃいます?)、お待たせいたしました(だから、待ってた人なんています?)。ついに、本格的な免許取得チャレンジを開始いたしました。

厳密には「免許の取得」ではなく「免許の書き換え」とでもいうんでしょうか。日本の運転免許を持っている場合は、学科試験と実技試験を受けることで、日本の免許からニュージーランドの免許に「Transfer」できることになっています。今回はその学科試験を受けてきました。

実は10月に勉強を初めたものの、受験の日を決めなかったためになんとなくずるずるとしていたので、こんなことではいかんと年明けに受験日を「1月25日」と決めました。「決めた」と言っても、学科試験については予約もなにもいらないので、本当は「明日!」とかいう感じでも大丈夫だったのですが、ずるずるしている間に忘れてしまったことも多いことから、ちょっと時間をとってみたわけです。

No.38でも書いたのですが、問題は全部で35問(実はNo.38公開時は25問と書いていたのですが、これは35問の間違いでした…)2択〜4択の問題です。いちおう25問の運転するのに必要な知識を中心とした問題のシートと、10問の法規に関する問題シートがあるのですが、まぁ内容的にはけっこう似たようなものという感じです。
 日本の学科試験というと、けっこう“ひっかけ問題”がありますが、練習問題をやった限りでは、ニュージーランドの試験問題は素直な問題が多く、「運転するなら、このくらいはちゃんと覚えていてね」という基礎的な事柄についての出題が多いという印象でした。例えば、スクールバスの横を通るときの最高速度(20km/h)とか、14歳以下の子供が車に乗る場合にシートベルトをさせるのはドライバーの責任とか、医者に薬をもらうときには車の運転に影響が出るかちゃんと聞けとか…。そんな中で、ちょっとおもしろかったのは、こんな問題。

The bonnet of your vehicle lifts up while you are driving and you cannot see. What should you do?
1. Turn your vehicle headlights on and look out of the side window.
2. Brake smoothly and move over to the left side of the road.
3. Steer your vehicle straight ahead and stop as quickly as you can.
4. Speed up and move to the left side of the road.

簡単に訳すと「運転しているときにボンネットが開いてしまって前が見えなくなった。どうしたらいいか?」という問題。どうしたらって…そんなことめったにおこらんやろ〜!!(ちなみに正解は2で「ゆっくりブレーキをかけて車を左に寄せる」です…(^^;)
 また、いかにもニュージーランドなこんな問題も。

When there are farm animals coming towards you on the road, you should:
1. sound your vehicle horn loudly until the animals move.
2. slow down and pull over to the side of the road.
3. get a passenger to clear a path through the animals.
4. ask the farmer to move the animals quickly.

「家畜が道であなたの車の方に向かってきた。どうしなければいけないか」という問題。田舎の方へいけば、実際に羊やら牛やらが道に出てくることはよくあるので、必ず知っていないといけない問題ですね。(ちなみに正解は2の「速度を落として路側に駐車する」です。動物の方が偉いので、間違っても1のようにクラクションを鳴らしたり、4のように動物をどかすように依頼などしないように…)

レッツ、スクラッチ!

さて、実際の試験は「AA(Automobile Association)」というところがやっています。ここに必要書類(日本の免許を英訳したもの、住所を証明するもの、パスポート、それに申請書)を持っていくと、その日のうちに筆記試験は受けることができます。

まず書類を確認。続いて視力検査。これは、視力検査用の機械がおいてあって、それをのぞいてやるものでした。うーむ。なんとなくわかりますかねぇ…。壁に視力表が貼ってあってそれで…というのではなく、機械の中を両目を開けたままのぞいて検査できる奴、あるじゃないですか。あれです。で、日本のものは、輪がどこか欠けていて、上とか下とか応えるのが多いと思うのですが、ここでやったものは、指定された行に書かれているアルファベットを答えるというものでした。

視力検査の後は写真撮影。これもカウンターの横に撮影用のカメラがおいてあって、そこで撮るという簡単なもの。日本の免許の書き換えのときのように、わざわざ自分で写真の用意をしていかなくていいところは助かります。

ここまで終わっていよいよ試験です。カウンタ正面に、ちょうど日本の選挙のときに投票用紙に名前を書き込むような、両側についたてのある席が用意されています。そこで試験をやるのです。試験官なんていません。もう完全自己申告ですね。

で、試験なのですが、問題と回答が一緒になった特製スクラッチテストとなっているのです。問題の後に選択肢が書かれていて、その前に銀色のシール部分があって、そこを削ると正解か不正解かがすぐわかるようになっています。で、この試験用紙と銀色のシールを削るためのプラスチックのコインをもらい、前述のついたて席の中でレッツ、スクラッチ!です。

「なになに…What do these road markings mean? とな…正解は…これじゃろ…(ガリガリガリ)…よっしゃ〜!正解!」と、こんな感じで試験は進みます。で、全部答えたらカウンタにその試験用紙を持っていけばよいのです。

え?結果ですか?

もちろん、全問正解でパスしました!!

次は実技試験になるのですが、さすがにこれはその日すぐというわけにはいかず、予約が必要です。と、いうわけで実技試験の予約までして帰ってきました。ちなみに実技試験は2月上旬です。また、実技試験を受けたら、どんな様子だったかをお伝えしたいと思います。

大道芸人大集合!

なおみです。

つとむが長々と免許の試験の話をしましたので、今回は私の方は簡単に。

去年も「No.8 なおみ特派員より」でご紹介した「World Buskers Festival」が開催されました。これは世界各国のBusker(大道芸人)たちがクライストチャーチに集合、街のいろいろなところで芸を披露するという催しです。

日本からは昨年、パントマイムによるコメディーを行う「が〜まるちょば」という二人組が来ていたのですが、今年は「サブリミット」という男女二人組のアクロバットチーム(?)が参加していました。やはり日本からの参加者の芸は見ておかねば!ということで、予定をチェックしてシティーに見に行ってきました。

サブリミット

去年の「が〜まるちょば」と違って「笑い」の要素はあまりなかったのですが、上の写真のようなアクロバティックな芸には私もびっくり。見ていたお客さんたちも思わず拍手…という感じでした。

演技の時間は30分くらいだったでしょうか。集まったお客さんたちは楽しそうな笑顔をしていましたし、満足していたように感じました。同じ日本人として、なんだかちょっと嬉しくなってしまいました。


と、いうことで、今週はこんな感じで終わりです。

掲示板への「50回」のおめでとうメッセージを書いていただいた皆様、ありがとうございました。つとむがお返事させていただきましたが、あらためて私からもお礼を申し上げます。ご意見、ご感想など掲示板に残していただけると、私たちもこのホームページを続ける励みになります。是非、書き込みお願いいたします。でも、このサイトと関係ない、出会い系の広告とかの書き込みはダメですよ!

それではまた来週・・・

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