No.50 ベリーとクリケットの夏 〜クリケット編〜

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

なんだか先週末には東京でも何年かぶりの大雪だったようですね。該当地区にお住まいの方は大丈夫だったでしょうか?雪国の方から見ればたいしたこのがない雪でも、普段あまり雪の降らない東京では様々なところに影響がでてしまいますからね…。

一方クライストチャーチは相変わらずの夏。セミの声もかすかに聞こえるくらいの陽気が続いています

クリケットの夏

と、いうわけで、前回の予告通り今回は「クリケット」の話であります。

日本では非常に馴染みのない「クリケット」ですが、ニュージーランドやオーストラリアなど、英連邦(The Commonwealth)の国々ではかなりのメジャースポーツです。しかもフリー百科事典のウィキペディアクリケットの項によれば、サッカーに次いで世界第二位の競技人口を誇るスポーツだそうです。(ただし、これには人口が多いインドで人気があることが影響しているようですが…)
 ニュージーランドの“夏”と言えば“クリケット”という感じで、スポーツニュースのトップはクリケットの話題になります。ニュージーランドのチームの話だけでなく、やれオーストラリアが勝っただの、南アがどこで試合しただの、インドがどうしただの…と、おぉ!こんな国でもやっているのか!と、クリケットをよくしらない私などはけっこう驚いたものです。

このクリケット、以前ニュージーランドに旅行に来た時にもTVで見たことがあったのですが、見ていてまったくルールがわかりませんでした。しかし、英語学校の先生に基本ルールを聞いてから、なんとか観戦を楽しめる程度にはなりました。ルールについてをここで書き始めると長くなりますので省略します。興味のある方は前述のウィキベディアのクリケットまたは青山学院大学クリケットクラブにある「クリケットとは?」を見ていただければよいかと思います(でも、実際のプレーを見ないとわかりずらいと思いますけど…)

チャリティークリケット

さてそんなニュージーランドの夏の風物詩のひとつでもあるクリケットによるチャリティーの催しが、先週の日曜日(1/15)にハグレー公園で開催されたので、ふたりで行って来ました。


これがその試合のパンフレット

「Charity Cricket and Gala Day」と名付けられているこの催し、毎年(去年もやっていたので毎年だと思う)この時期にハグレー公園で行われています。ちなみに昨年は私(つとむ)がちょうど日本に帰国した日にやりました…(^_^;

クライストチャーチを本拠地とするラグビーチーム「クルセイダーズ」の選手と、ラグビーやクリケットなど様々ななスポーツの選手を集めた「インビテーション11」というチームによる試合なのですが、ラグビー好きの私たちのお目当てはなんと言っても「クルセイダーズ」の選手たちです。昨年行ったなおみの情報によれば、子供たちが選手にサインをもらいに行っていたとのこと。「今年は子供たちにまじって、私ももらいに行くわ!」と、なおみも気合いを入れています。ふたりでこのクルセイダーズのレプリカジャージを着て、サイン用のマジックも持って、ハグレー公園に行くことにしました。

ベンチには入れず!

この日のクライストチャーチは快晴。ジリジリという感じの強い日射しの日でした。

試合開始20分前頃に会場についた私たちは、選手のベンチ側に新聞をひいて席を確保。(ちなみに会場は、いちおうクリケット用のグランドになっていますが、観客席などはなし。みんないつものようにイスおよび食べ物持参で観戦していました)持参したお弁当(サンドイッチ)をつまみながら試合開始を待っていました。

試合開始予定時刻の11時を少し回った頃、選手達が登場。そして試合開始のかけ声やサイレンなどもないまま、静か〜に試合は開始されました。

試合観戦もそこそもにベンチの方を見ると、子供たちを中心に観客の数人がベンチの中に入って、クルセイダーズの選手たちにサインをもらっています。なるほど、ああしてもらいに行くのか…と思ってふとベンチの裏の方を見ると、なにやら行列が。どうやらベンチの中に入るには、あの行列に並ばないといけない模様。うーむ。ちょっと面倒だ…。

しばらく試合を見たり、ベンチの様子をみたりしていたのですが、やはり見ているだけではなんだろうということで、なおみとふたりでその列の方に行ってみることにしました。ところが、並ぼうとすると、その列の整理をしているらしき女性が「ごめんなさい。午前中はもう終わりなの。午後は14:00からね」なんて言うじゃありませんか!あららら…って感じでまたもとの場所に戻りました。

しかし、せっかくマジックまで持って来たのに、このままひきさがっては…と思って、よ〜くベンチの方を見ていると、どうやらベンチの中まで入っていかなくても、各選手がファンサービスでベンチの後ろに出て来てサインをしてくれているようなのです。そこで私は席に残り、なおみを偵察兼サイン収集係としてしてベンチ裏に派遣したのでありました。

ちゃんともらえました!

派遣されたなおみです。

そんなわけで、マジック片手にベンチ裏に行ってみると、この人がサインしてました。

ダニエル・カーター選手

ダニエル・カーター選手です。知らない人はまったく知らないと思いますが、彼はラグビーのニュージーランド代表「オールブラックス」の選手でもあり、クルセイダーズファンだけでなく、ニュージーランドでも有名な選手です。日本で言ったら、巨人の松井選手みたいな感じでしょうか?松井選手はもう巨人にいませんが、知名度や人気を考えるとだいたいそんな感じだと思います。子供たちにまじってサインをもらいに行くと「How are you doing? Do you have a good day?(どう?楽しんでる?)」なんて声をかけてくれたりして、さすがオールブラックスともなるとファンサービスもしっかりしているなぁとあらためて感じました。

その後も数名の選手にジャージにサインをしてもらったのですが、こんなこともありました。
 ひとりのおじさんが選手(カーターじゃありません)にサインをもらっていたのですが、そのおじさんサインをもらった後で「ありがとう。ところで、君なんて言う名前?」なんて聞いているんです!信じられます?サインもらうだけもらっといて「あんた誰」って…。でもその選手も別に怒るでもなく名前を教えていたので、よくあることなのかもしれませんけど。

ショ〜ック!

ちょっと残念だったのは、私の好きなリッチー・マコウ選手のサインがもらえなかったこと。この選手もオールブラックスにも選ばれており、今年のオールブラックスのキャプテンになるのではないかと噂されている選手です。メンバー表には名前が出ていたのに、試合には出ていなかったんですよね…。ところがなんと、つとむの話によれば、仕事の関係で途中2時間弱くらい会場を私が離れていた間に登場したらしいじゃありませんか!きーっ!くやし〜!
下の写真が、私がいない時につとむが撮影したリッチー・マコウ選手です。この笑顔を見ると…更にくやしさが…きーっ!!(空が曇っているのは、午後から天気が悪くなったせいです。ちなみにこの後、ハグレー公園ではスコールのような雨が降ったそうです…)

リッチー・マコウ選手

リッチーが見られなかったのもショックだったのですが、翌日にもショックなことがありました。

サインをしてもらったクルセイダーズのレプリカジャージ、ちょっと汚れていたので洗ってからしまっておきたかったんですよね。さすがに洗濯機に入れてはまずかろうと思って、手洗いしてみたいんです。そうしたら……見事にサインが消えて行くじゃありませんか!かろうじて読めなくはないのですが、もらったサイン全部、うっすら…という状態になってしまいました。いつも落ちて欲しい汚れはたいして落ちないのに、なんでこういうのだけよく落ちるのよ〜!!
(今見たら、持って行ったマジック、「水性」でした…。早く言ってよ!!)


再びつとむです。
 と、いうことで、今週はこんな感じで終了です。あ、ちなみに試合ですが、途中で帰って来たのでどっちが勝ったのかは知りません…(^_^;

さて、この連載も今回でちょうど「50回」を迎えることができました。これもひとえに、ご覧いただいている皆様のおかげと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。

それではまた来週・・・

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