ワークパーミットへの長い道のり(その2)

これを書いた2004年の12月、本来は夏のはずのクライストチャーチは、寒い日が続いていました。いろいろな人が「こんなに寒いなんて異常気象だ!」と行っていたことを思い出します。

クライストチャーチは、相変わらず寒い日が続いています。左にクライストチャーチのお天気を表示するようにしたのですが、最高気温が20度を超える日はほとんどないのではないかと思います。逆に日本は暖冬だとか。なんだかどっちが夏だかわからないですね…。

さて、前回ワークパーミットの話を書いたところ、「私の話をネタにしなように!」となおみに怒られたのですが、始めた話を途中で終わらせるわけにもいきませんので、今回も続きを書きます。

なぜ電話がっ!?

さて、先週はこちらのツアー会社から面接をしたいとの電話を受けたところまで書きました。こんなに早く就職先が見つからないだろうと思っていた矢先に面接の電話を受け、びっくりするやらうれしいやら。

しかし、ここでひとつ疑問がありました。かみさんがその会社に送ったメールに、うちの電話番号は書かれていなかったのです。では、いったいどこで家の電話番号がわかったのでしょうか?更に、電話の中で、相手は私たちが夫婦で来ていることも知っていたようです…な〜ぜ〜??

うちの電話番号を知っているのは、

  1. 大家さんのボブ
  2. 電話番号を交換したうちの裏に住んでいる日本人カップル
  3. こちらに来て最初に止まっていたB&Bの日本人ご夫妻

このくらいです。はてさて誰が?それとも別のどこかから…??

実は電話があったツアー会社は、泊まっていたB&Bのご主人から教えてもらったところでした。そして、なおみが送ったメールにも、そのB&Bに泊まっているということが書いてあったそうです。そこで確認してみたところ、やはりこのB&Bの方に問い合わせの電話があったとのこと。いやぁ、ちょっとびっくりしました。

しかし、渡航前にも聞いていたことですが、こちらではこうしたコネ(というか、人系ネットワーク)が重要ということを痛感いたしました。

ちなみにこちらのB&B(MINNA HOUSEと言います)、とてもよいB&Bです。私たちも、あんな風なB&Bができればいいなぁと思っているところです。もし、クライストチャーチにお越しの際は、一度泊まられてはいかがでしょうか?

面接…そして内定!

電話があったその日の夕方、シティにあるホテルで面接が行われました。もちろん、面接にはなおみがひとりで行き、私(つとむ)は後で報告を聞いたわけですが、速攻で内定ゲット!ということになりました。

会社の方の話によると、クライストチャーチはこれから本格的な観光シーズンを迎えるのですが、なんでもひとりの方が、年内をメドにその会社をやめられるとのこと。で、旅行業経験者を探していたところに、なおみがまんまと(?)連絡してきた…というこでした。なんたる偶然。

しかしこちらはビジターパーミットで入国しているので、このままでは働けません。すると、ワークパーミット取得のサポートもしてくれるという話。おぉ!すばらしい!(ちなみに、ワークパーミットを申請するためには、雇用主から「この人を雇いたい」旨の証明(ジョブオファー)をいただかないと申請できません。それを出してくれるということです)

と、いうことで、翌日からパーミット申請の準備を開始することになりました。

申請準備開始

まずは、申請にあたって何が必要なのかを確認しなければなりません。そのためにイミグレ(移民局)へ行って、申請書と必要な書類についての説明資料をもらう必要がありました。で、イミグレに行ったのですが、そのときの話はこちらに簡単に書きましたので省略。

で、調べた結果、ワークパーミットの申請には、

  1. パーミットの申請用紙(所定書式あり)
  2. ジョブオファー
  3. その職業のスキルがあることの証明書等
  4. 健康診断結果(所定書式あり)
  5. 警察証明(無犯罪証明)書

といったものが必要でした。このうち、2.以外のものをそろえる必要がありました。そこで、まずは警察証明をもらうべく、在クライストチャーチ駐在官事務所へと向かったのでした。

そこはまるで面会室…

さて、在クライストチャーチ駐在官事務所は、シティの中心にあるビルの6階にあります。

私たちは、なんとなく「普通の事務所」のようなところを想像していたのですが、実際に行ってみると、10畳ほどの待ち合い室の奥にガラス張りの受付カウンターがあり、駐在官の方とはそのガラス越しに話をしなければならい…というつ、なんとも堅苦しい感じのところでした。しかも、そのガラスはカウンターの上全面を覆っており、カウンターとガラスの間には、書類を受け渡しする細い溝があいているだけ…という、映画に出てくる刑務所の面会室のような感じです。もうなんだかこの段階で、この雰囲気にちょっと押され気味になる二人。しかも、出て来た事務官の愛想のないこと。しかしめげずに警察証明をもらいたい旨の話をすると、前述の細い溝から申請書を差し出して、別途指紋採取を行うのでその予約が必要なこと、取得までには2〜3ヶ月かかることを、笑顔一つなく教えてくれました。

ニュージーランドに関する本で、警察証明の発行をニュージーランドで申請した場合、2〜3ヶ月かかることは知っていたのですが、そんなに待ってはいられません。しかし、申請しなければいつまでたっても証明書はもらえません。そこでとりえずは、指紋採取の予約をして、この日はこの事務所を後にしました。

しかしなんつーか、いくら日本と離れているとは言え、ちょっとした証明書を出してもらうのに2〜3ヶ月かかるとは、どういうことでしょう?おまえら!ちゃんと仕事しているのかぁ!!と、ほとんど八つ当たりとも取れる怒りを胸に、家路へと着いたのでした。

(つづく…)

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