No.57 緊急事態発生 その2

前回までのあらすじ

ワークパーミットが3月10日に切れることになったつとむとなおみ。ビジターパーミットへの切り替えをすべく移民局に行ったところ、24日分のパーミットしか出せないと言われてしまう。突如「今月中にはニュージーランドから出て行け」と言われたふたり。果たしてどうなるのか!?

果たしてどれくらいニュージーランドに居られるのか?

日本人がニュージーランドにいわゆる“ビザなし”で来た場合、空港の入国審査でビジターパーミットが出ます。このパーミット自体は、入国日から3ヶ月間有効なものとなっています。では、最長で訪問者(ビジター)としてニュージーランドに何ヶ月いられるのでしょうか?

ニュージーランド大使館のサイトには、以下のような記載があります。

Q 最長でどれくらい訪問者として滞在できますか?

A 訪問者として滞在できるのは18ヶ月以内に合計9ヶ月間までです。つまり訪問者としてNZに9ヶ月間滞在したあと、9ヶ月間はNZ国外で経過しなくてはなりません。最初に無査証で入国された方は無査証で滞在された期間もカウントされます。

つまり、一年半の間で9ヶ月“訪問者”として滞在した場合、続けて“訪問者として”はニュージーランド国内に居ることはできず、ニュージーランド国外でなければならないルールとなっています。

なんで?

さて、ビジターパーミットは“最大で24日しか出せない”と言った審査官のおばちゃん、理由をこんな風に私たちに説明しました。

「ビジターの場合、12ヶ月で6ヶ月か、24ヶ月で9ヶ月のどちかしかいられない決まりがあるの。これに照らし合わせると、あと24日しか出してあげられないの…」

ひょっとすると、二人して聞き間違えている可能性もあるのですが、少なくとも「12ヶ月でX日、24ヶ月でX日」という言い方をしたのは確かでした。

しかしちょっと待ってください。前述の通り、訪問者としての滞在は「18ヶ月で9ヶ月」というしばりになっているはずなのです。実は移民局から帰ってきてから、上記のニュージーランド大使館のページ、移民局のページの両方を調べてみたのですが、「18ヶ月」のしばりは記載されているものの、「12ヶ月」と「24ヶ月」は見つかりませんでした…が、この話を聞いたときは、ワークからの切り替えということもあって、すぐに数ヶ月はもらえるだろうという思い込みがあったので、こうしたしばりについて、ちゃんと調べていなかったのです。(最長で9ヶ月という制限があるのは知っていましたが、何ヶ月中とかいうことまでは覚えていなかったのです)ですから、言われたら「あらま。そうだったのね…」という感じで、まさに“ぐうの音も出ない”という感じになってしまいました。

数ヶ月と思っていたのに、なんとひと月足らずの24日です。もし本当に24日しか出ないのであれば、今借りているフラットもすぐに解約手続きをしなければなりません。それに荷物。それほど多くのものを運んできたわけではありませんが、それでも一年も暮らしていればものはそこそこたまってしまいます。まさにピンチ!!

そんな様子を察してか、おばちゃんはこんなことを言ってくれました。

「(なおみに)仕事はどうしたの?辞めたの?なら、辞めたっていう証明はもらった?もらってない?…もし、働いていた会社から、あなたはもう仕事をやめて、その会社で働かないっていう証明を出してもらってくれば、もう少し長く(パーミットを)出してあげられるかもしれないけど…どうする?」

後で考えると、日数の決まりから24日しか出せないって言われたのに、その証明を持って行くとパーミットの出せる期間が長くなるというのもよくわからないのですが、ともかく少しでも長くなる可能性がないわけではないことがわかりました。そこで、とりあえずこの日は申請を取りやめて、前述の証明を持って、後日あらためて申請に行くことにしたのでした。

はずれ?

まず二人の感想は「(担当官が)はずれたのではないか?」というものでした。以前、どこかで書いたと思うのですが、ニュージーランドでは比較的担当者レベルへの権限委譲が進んでおり、その担当者の判断によって結果が左右されることが往々にしてあります。しかも、この担当者の判断というのが必ずしも一律ではなく、細かい人は細かいが、ある程度おおざっぱな人はおおざっぱと、変な言い方ですが担当者の“あたりはずれ”があるのです。つまり、他の審査官だったら24日なんて言わないんじゃないのか?そんなことも考えました。

しかし、細かい数字はともかく、訪問者による滞在に限度があるのはわかっていましたので、ここは退職の証明をもらって、あらためて出向いた方がいいのではないか?証明もなしにまた行って、結局同じおばちゃん審査官にあたったら目も当てられないのではないか?という結論に達しました。

しかしなんだかんだ言って、その証明を持って行っても24日が30日になるだけかもしれません。そうなったら、やはり一ヶ月程度でクライストチャーチを後にしなければならなくなります。しかし、荷物やらなんやらが…ということで、こちらの知り合いの方のところに相談に行き、万が一の場合は荷物をしばらく預かっていただけるようにお願いしました。

そして、なおみの会社に退職証明の手紙を書いてもらい、今日(3/6)、再び移民局へと向かったのでした。


と、いうことで、今日移民局に行き、結果は出たのですが、せっかくなので(?)本日はここまでとさせていただきたいと思います。

次回、完結編は明日(3/7)の公開予定です…

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