ニュージーランド・クライストチャーチでの生活の様子をお届けしております…
No.64 今年は本物の栗!
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
ニュージーランドは今週末は“イースターホリデー”です。4/14(金)の「グッド・フライデー」に始まり、土曜日から月曜日までがそれぞれ「イースター・サタデー、サンデー、マンデー」となり、連休でありました。(原稿執筆時点では、まだ終わってないですけど)連休中のクライストチャーチは天気もよく、まさに“お散歩日和”という感じの、気持ちのよい秋の日々となりました。
ちょうど昨年のイースターの頃(昨年は3月末がイースターでした)「No.16 く、くりぃぃぃぃ・・・」で、ホースチェストナッツ(橡の実)の話をさせていただきましたが、今年は本物の栗の話を。では、栗好きのなおみさん、お願いいたします!
果たして栗はあるのか!?
はい。“栗大好き”なおみです。「No.59 ハグレーの休日」で、ハグレー公園に栗があるお話をさえていただいたことを覚えていらっしゃいますでしょうか?覚えていません?いいんです、いいんです。別に覚えていていただかなくても。私がちゃっと覚えていればいいんです。
実は「ハグレーの休日」の後、二週間くらいはつとむの運動と栗の状態確認を目的に、ハグレー公園に行っては栗の状態を確認していました。でも、ずっと“いが”が青い状態で、食べられるようになるにはまだまだなんだろうなぁと思っていたんです。その後、ちょっと土曜日に用事が入ったりしたこともあって、しばらくは見に行っていませんでした。そうこうしているうちに、秋も深まったといいますか、もう冬になった?というような天気になり、そいうえばあの栗はどうなったんだろうなぁと思っていたのです。そこで今週末、散歩を兼ねて久しぶりにハグレー公園に行って栗の状態を見てみることにしました。
見に行っていた頃の“いが”の青さを思い浮かべると、まだひょっとして青いまま?という思い半分、すでに食べごろになって落ちてきて、中国・韓国の人たちに拾われてなくなってしまったのではないか?という思いが半分。ま、なければなかったで仕方がないか…と思いながら、ハグレー公園に向かったのでした。
そこには・・・
さて、ハグレー公園に到着、栗の木が植えてあるゴルフコースのあたりに行ってみると、なにやら木の根元で何かを探す東洋人のおばちゃんがいるじゃありませんか。ボールを探しているゴルファー?いえいえ、彼女はゴルフクラブを持っていません。彼女が持っているのはスーパーでもられるビニール袋です。そうです。彼女こそが噂に聞いた「栗を拾いにくる中国人 or 韓国人」に違いありません。
彼女がいるということは、まだ栗があるということ?ちょっと期待が高まります。
上が栗の木の根元付近の写真なのですが、けっこうな数の“いがいが”が落ちているのがわかりますでしょうか?そして茶色い栗の姿がおわかりいただけますでしょうか?
やった〜!まだ栗があるぅ〜!と思ったのですが、よく見るとどの栗も小さくて、身もあまり詰まっていないようなものばかりです。やはり遅かったのでしょうか。
と思っていると、「おっ!けっこう大きめのもあるじゃん!」というつとむの声。見てみると、確かにそこそこの大きさの、なかなかいい形をした栗もあるじゃありませんかっ!
どうやら探せば食べられそうな栗がけっこうありそうです。渡した二人は本格的に「栗拾い」を開始したのでした。
拾えや拾え!
さてこのハグレー公園の栗ですが、日本の栗よりもかなり小さな栗で、だいたい天津甘栗を一回りくらい大きくした感じでしょうか。拾っていてわかったのですが、ひとつの“いが”の中に4個前後の栗が詰まっているのですが、その食べられそうな大きさに育っているのが1〜2個程度、あとはとても食べられそうもないくらいの大きさの“痩せた”感じになっていました。私たちが最初に見た身のあまり詰まっていない栗は、拾われなかったこの“痩せた”感じの栗だったのです。
実は私、栗拾いをするのは生まれて初めてだったのですが、足で“いが”を割ると栗がぷるっと出てくるのがおもしろくて、ついつい時間を忘れて栗拾いに没頭してしました。そしてけこうな量の栗を拾うことができました。
食べてみると…
思わず熱中してたくさんの栗を拾ってしまったのですが、果たして本当に食べられるのでしょうか?いえいえ、どう見ても栗なので食べられるとは思いますが、果たしておいしいんでしょうか?ここはひとつ味を確かめてみなければということで、拾ってきた栗のうちひとつかみほどをゆでてみることにしました。そして、ゆであがったものを食べてみて、私は思わず感動してしまいました。そうです。まさにこれは「栗」だったのです!ちょっと甘みは少なめですが、明らかに栗の味がしました。
ちゃんと“いが”に入っていたし、形も小さいけれども栗でした。だから栗の味がして当然です。当然なのですが、久しぶりに食べた栗の味は、そんな理屈を通り越して(?)ともかく感動でした。そして、これでクライストチャーチでも「栗ごはん」ができることが判明したのです!!
拾ってきた残りの栗をお鍋で一日水にひたし、翌日(土曜日)鬼皮と中の渋皮をむいて、今日(日曜日)「栗ごはん」を作ってみました。できあがったのがこちらです。
どうですか?栗ごはんでしょ?
久しぶりに食べた栗ごはん…おいしかった〜!!
拾った栗はまだ残っていて、多くは冷凍にしてとっておいてあります。これで今年はこれから先、また栗ごはんが楽しめそうです。
うれし〜〜いっ!
と、いうことで、こんな感じで今週は終了です。
4月と言えば新年度…だからというわけではないのですが、私たちの生活も少し変わる予定になっています。何が変わるかですって?それはまた来週以降にお話させていただこうと思います。(とひっぱってみたりして)
ということで、ではまた…