ニュージーランド・クライストチャーチでの生活の様子をお届けしております…
No.83 ぼんじゅ〜る、アカロア!
皆様、いかがお過ごしでしょうか?つとむです。
ついに10月になりました。いやはや、今年もあと三ヶ月ですか…。おそろしや…。
それはともかく、ニュージーランドではいよいよデイライトセービング、所謂サマータイムというやつが昨日(10月1日)より始まりました。正確には10月1日の午前2時に時計を1時間進めることになります。と、言っても、わざわざ午前2時まで起きているわけもなく、寝る前にあらかじめ時計を進めたんですけどね。
実は昨日、仕事でアーサーズ・パスというところまで行っていたのですが、クライストチャーチに戻ってきたときに周りが明るかったので、あぁ、今日は早く帰って来られたんだ…と思ったのですが、なんのことはない、デイライトセービングが始まって日が延びただけで、帰ってきた時刻はそれほど早くありませんでした。早くもデイライトセービング・マジックにしっかりひっかかった私でした…(^^;
さて、今週はこのデイライトセービングとはまったく関係なく、クライストチャーチから1時間半くらいのところにあるリゾート「アカロア」のお話をさせていただきます。
Bonjour Akaroa(こんにちは、アカロア)
アカロアは、クライストチャーチの東にあるバンクス半島(バンクス・ペニンシュラ)にある港町で、「カンタベリーのリヴィエラ」の異名を持つ(らしい)リゾートです。これからの季節、特に週末ともなるとクライストチャーチをはじめとした各地から観光客が訪れる町となっています。
今回のタイトルが「ぼんじゅ〜る、アカロア」となっているのは、実はこの町がフランスからの移民によって作られた町で、今でもフランス語が話されている町だからです。その証拠に、ほら、フランスの国旗が!
と、いうのは冗談です。いやいや、この国旗は本当にアカロアで撮った写真です。そしてフランスからの移民によって作られたというのも本当です。でも「今でもフランス語が話されている」というのは嘘で、ちゃんと英語が話されています。
この国旗が掲げられているポールの足下には、こんな石碑があります。
この写真では読めません…が、何て書いてあるかというと、フランスの移民たちがこの地についた100年目を記念した石だよ〜ん…みたいなことが書いてあります。
そして、下が町中に建てられた道路の名前が書いてある標識ですが、通りの名前にはフランス語が残っています。この写真の中で「RUE BENOIT」と書かれていますが、この「RUE」というのが「STREET」の意味だそうです。(←ネットの翻訳サイトを使って調べてみた…(^^;)
Voyons dolphines.(イルカを見よう!)
さて、このアカロアで最もポピュラーなアクティビティはというと、イルカが見られる湾内クルーズや、イルカと泳ぐツアーなどです。これらの船は、このメイン桟橋より出発します。
このアカロアでよく見られるイルカは「ヘクターズ・ドルフィン」という種類のイルカで、体長が1.2〜1.4mで世界最小のイルカと言われている、実はニュージーランド近海にしかいない、なかなかに珍しいイルカです。そしてこちらが、そのヘクターズ・ドルフィンです。
背びれがミッキーマウスの耳のように丸くなっているのが特徴です。
えっ?これは模型だろって?そうですよ。なに?本物が見たい?ならば、是非、アカロアまで来てクルーズに出てみて下さい。自然のものなので、絶対に見られるとは言えませんが、かなりの確率で見られるはずですから。
Mangeons du poisson et des frites.(フィッシュ&チップスを食べよう)
そして、アカロアに来たら挑戦しておかなければいけないもの…それはフィッシュ&チップスです。と、いうのも、このあたりではアカロア・コッド(Akaroa cod)という、タラの一種が取れるのです。このフィッシュ&チップスを食べられるお店があり、過去にこのお店で食べたことがある人の話では、とてもおいしい!ということでしたので、こいつは食べてレポートしておかねば!ということで、今回食べてまいりました。
まずはこちらがそのお店。
はい。看板で魚がはねてます…(^^;
写真の右奥に店があり、その手前にはオープンカフェのように席が設けられています。そしてこのお店の前、この写真で言えば左の方は、もう海となっています。これからの季節、店の前の席で海を見ながら食べたらどんなものでもおいしそう…ちょっとそんな感じがする店構えです。
今回、せっかくということでアカロア・コッドと1/2スクープ(通常の半分)のチップス(ポテト)を注文。お値段はNZ$5.20(約420円)。実はこの日、私は後で別途食事をとる予定があったので、魚だけ食べようかと思ったのですが、やはりそれも味気ないということで、チップスは1/2スクープにしたのです。
できあがるのを待っている間に、店内に張られていた魚のポスターで魚の名前と姿形をチェック。ちなみに、下の写真のほぼ中央の魚がブルー・コッド(Blue cod)という魚。おそらくアカロア・コッドもこんな奴なんでしょう。
待つこと5分くらいだったでしょうか。ついにアカロア・コッドとご対面となりました。こちらが包みをあけたところの写真です。
で、でか…。途中切れてしまっていますが、この切れたところまでで、普通のボールペンくらいの長さだったでしょうか。ともかく大きく感じます。だいたい、形を見ると“まるまる半身”ってこと?
せっかくレモンがついていたので、ひとつを軽くフライの上に絞って、いただきま〜す!
お味はと言いますと、さすがタラの仲間、ホコホコした感じの身はとてもおいしい!そして揚げたてということもあって、チップスもおいしい!確かにみんながおいしいというだけのことはあるという気がしました。ただ、パッと見は少な目に見えたチップスなので、食べても食べても減らない…これが1/2ってことは、通常のチップスって…と、ちょっと恐ろしくなりました。
などと言いながらもしっかり完食。最後はひとつ残っていたレモンで手を洗いました。(ちなみに、カニなんかを食べた後も、レモンの汁で手をあらうと匂いが取れます)いやはや、もう完全にお腹いっぱい…という感じになるボリュームにはやや閉口してしまいましたが、味はばっちりという感じ。是非、アカロアにお越しの際は、お試し下さい。(二人で一つくらいで充分かと思います)
北海道のなおみより
さて、続いてはすっかりおなじみになりました“なおみの北海道便り”です。札幌のなおみさ〜ん?
はいは〜い。札幌のなおみで〜す。先週、クライストチャーチで知り合ったお友達を訪ねて、美瑛まで行ってきました。美瑛に行くのはとても久しぶりで、多いに楽しんできてしまいました。
そして、いよいよ来週には東京に行って、いろいろと手続きを済ませて、クライストチャーチに戻る予定で〜す!ということで“なおみの北海道便り”は、来週で終了の予定で〜す。
はい、ありがとうございました。では、来週の最後の“便り”も、よろしくお願いします。
と、いったところで今週は終了です。
日本はこれから秋をを迎え、いろいろとおいしいものが出てくる頃ですね。一方、ニュージーランドもあたたかくなってきて、夏野菜が少しずつ安くなってくる頃です。特にトマトなんか冬の間はとても高かったので、生のものはほとんど食べていませんでしたので、ちょっとこれから楽しみだったりします。おいしいものをがっつり食べて体に栄養を蓄えて、季節の変わり目を元気に乗り切りましょう!おっと、ただし食べ過ぎには(お互い)注意しまようね。
では、また来週まで、さようなら…