ニュージーランド・クライストチャーチでの生活の様子をお届けしております…
No.84 ベルジャン・ビールで乾杯!
皆様、いかがお過ごしでしょうか?つとむです。
クライストチャーチは春を迎え、ガーデンシティの名にふさわしく、花が町にあふれてきました。しかし、気候はというと、けっこう寒かったりします。特に冷たい南風が吹いてくると、思わず「まだ冬?」という感じになります。さすがにストーブをつけないと・・・というほどのことはないものの、日本でイメージする「春」とはやはりちょっと違いますね。
Belgian Beer Cafeに行ってきた
普段、あまり外食はしない上に、今はひとりということもあって、まったくと言っていいほど外で食事することがありませんでした。しかし今週、友人の引っ越しの手伝いをした後、その友人たちと久しぶりに外で食事をすることになったのです。いや、正確には食事というよりは飲みに行ったのですが・・・
で、行ったのが「Belgian Beer Cafe TORENHOF」というお店。
このお店、実はCanterbury Provincial Council Buildingsという歴史的な建物の中にあるお店なのです。上の写真でも“歴史ある建物”というのはわかっていただけるのではないでしょうか?
店内の写真が実は撮り忘れました…(^^; つたない文章でご紹介させていただくと、Beer Cafeとなっている通り、中央部にはバーカウンターがもうけられており、バーっぽくなっているのですが、テーブル席もけっこうな数用意されており、レストランという視点で見ても、なかなかよい雰囲気のお店になっていると思います。ちょうどこの日は十数名のグループも入っていましたが、こうしたグループでの利用もできます。
くわしくは、上記の店名をクリックしていただけると、このお店のサイトに行けますので、そちらをご覧下さい。
とりあえず(ベルギー)ビール!
さて、せっかくBelgian Beer Cafeに来たのですから、いくらおいしいとは言えニュージーランド・ビールを飲むというのもいかがなものか…ということで、まずはベルギー・ビールをいただくことに。で、メニューを見ていると、こんなものが。
日本の居酒屋なんかにも、数種類の日本酒や焼酎などをまとめた「利き酒セット」みたいなメニューを用意しているところがありますが、まさにそんな感じの「利きビールセット」がありました。早速これを注文。
運ばれてきたセットは、上記の写真とはちょっと違った並び方で、上の写真で左から2番目の白っぽいビール(Hoegaarden)が一番右に、写真一番左のもの(Leffe Blonde)が次、そして写真右から2番目(Leffe Brune)、一番右(Kriek)という順番に並んでいました。と、いうのは、これが味の濃さの順(徐々に濃くなる)順番だそうで。ちゃんとウェイターのおにいちゃんが説明してくれて、「右カラ順ニ飲ンデクダサイ」と言われました。
で、言われるままに右側から順に飲んでいったのですが、最初のものはちょっとフルーティーな感じがするビールで、やはり飲みやすい感じ。続いてのビールっぽい2つのビールは、まさにビールという感じでおいしい。最後のものは、ちょっとフルーツっぽい味と香りがきつすぎで、なんだか子供用の風邪薬シロップを彷彿とさせるもので今ひとつ…という感じでした。
実はベルギービール、けっこうアルコール度数が高く、一番低いHoegaardenで5%、一番高いLeffe Blondeが6.5%。私はこの利きビールセットの後、Leffe Blondeを飲んでいたのですが、しっかり酔っぱらってしまいました…(^^;(そんなわけで、実際に運ばれてきたビールの写真がなかったりするのです)
ベルギーグルメに舌鼓
続いては料理のご紹介。
まず私たちの目についたのは「Belgian crispy fries with mayonaise」というもの。訳せば「ベルギー風ポテトフライ、マヨネーズ添え」でしょうか。まずはお酒のつまみにもよいということで、こちらを注文。
で、運ばれてきたのがこちら。
えぇ…どこがポテトフライやねん!という突っ込みが聞こえてきそうですが、この筒状の紙の中に入っていたんです。そして右のお皿の中にあるのがマヨネーズ。実は写真を撮る前にあらかた食べてしまったので、こんな写真になってしまいました…(^^;
ところで、この紙の筒に入っていたポテトフライですが……普通でした。ニュージーランドで言うところのチップスです。添えられたマヨネーズは、通常のマヨネーズよりちょっと脂っこい感じ。友人は「マヨネーズにサラダ油かなんかを足しているのでは?」との感想を漏らしていました。おつまみとしてはいいのですが、こればっかり食べていたら、確実に太りそう…。
果たして、“ベルギー風”というのは、チップスを筒状の紙に入れるところなのか、はたまたちょっと脂っこいマヨネーズで食べるところなのか…味はよかったのですが、今ひとつよくわからないものでした。
それから、こんなものも注文してみました。
ニュージーランドではマッスルと呼ばれるムール貝の一種です。こちらは「Mussels grilled with garlic」というお料理。ベルギーでムール貝の料理が有名なのかどうか知りませんが、こちらマッスル料理がけっこう充実していました。写真のようなグリルしたものや、酒蒸しのように蒸したものが、味付けの違いから10種類近くメニューに載っていました。実は私、あまり貝類は得意ではない、というかどちらかというと嫌いな方なのですが、このマッスルは大好きなのです。で、こちらのマッスルも…いやぁ、おいしかった!
ほかにはこんなものも食べてみました。
こちら「Scallop Fish Cakes with capsicum and tomato salsa, sweet chilli and burnt lemon」というもので、“ホタテ入りさつま揚げ”という感じのお料理。食感や揚げた感じはまさに“さつま揚げ”という感じで、特に日本人の口にはよくあう感じの料理ではないでしょうか。
そしてこちらが「Torenhof Vegetarisch」というもので、どんなものかというと「Zucchini filled with vegetables, cottage cheese, almonds, pesto, wrapped in filo, served with garlic mash, tomato coulis, hollandaise」ということで、「ズッキーニに野菜とカッテージチーズ、アーモンドとペストを入れたものをフィロで包んだものを、ガーリック味のマッシュポテトとトマトのクーリとオランデーズ・ソースで」というような料理です。「ペスト」とは「バジルとにんにくをオリーブ油につけたもの」で、「クーリ」とは「煮詰めた後濾し袋にかけた濾し汁」だそうです。(いずれも英辞郎より引用)野菜満載の一皿で、思ったよりもボリューム感もあって、なかなかいける料理でした。
と、いうわけで、さんざん飲んで食べて、お店を後にしたのですが、実は私、お店にデジカメを忘れてしまい、お店の人が追いかけてきて返してくれた…なんてこともありました。お恥ずかしい。そのくらい酔っぱらってしまっていたってことです。はい。
北海道のなおみより
さて、続いてはいよいよ最終回となりました“なおみの北海道便り”です。札幌のなおみさ〜ん?
はいは〜い。札幌のなおみで〜す。週末の北海道は荒れ模様という感じです。先日は峠で雪は降るし、強風で国道は通行止めになるし、JRも止まったり…。気温もあがりあがらず、ついにうちでも床暖房のスイッチを入れてしまいました。いいわ…床暖…。それから寒くなると恋しくなるのが温泉。先週、両親の金婚式のお祝いをかねて、北湯沢温泉というところに行ってきました。“湯沢温泉”と言えば新潟ですが、この“北湯沢温泉”は北海道。札幌から洞爺湖方面に向かう途中にあり、だいたい札幌から2時間くらいで行ける温泉です。やっぱり温泉っていいですね。
ということで、北海道便りは今回をもって終了です。では皆様、次回はクライストチャーチでお会いしましょう。
はい、ありがとうございました。いいなぁ…温泉…。そういえば湯船につかってないなぁ…。
と、いったところで今週は終了です。
北海道が荒れ模様という話がありましたが、先ほどインターネットを見たら、全国的に荒れ模様だったようですね。日本各地で海・山の事故もあいついだようで…。そういえば日本は、今日は体育の日でお休みとか。連休を利用して旅行などに行かれた方も多いのではないでしょうか? 日本はまだしばらくは秋のかわりやすい天気、そして台風シーズンが続くことと思います。十分に気をつけて“楽しい秋”をお過ごし下さい。
では、また来週まで、さようなら…